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舌の痛みについて
当院が開業してまだ5か月ほどですが、舌のヒリヒリといった症状を訴えられる方もよくいらっしゃっています。
私は以前、大学病院と病院歯科でこのような患者さんの治療に携わっていました。
舌のヒリヒリの原因としては、いろいろのことが原因として考えられます。
①口腔カンジダ症
舌にカンジダ-アルビカンスという真菌(カビ)が舌に生えることにより痛みが出ます。
例えは悪いですが、同じ真菌感染症のミズムシと同じで、どこにでもいるカビの一種に感染したもので、抗真菌薬で治療します。
当院では細菌検査(塗沫鏡検・培養同定)を行えます。

白い斑点がカンジダ
②口内炎や口腔がん
口内炎ならうがい薬や飲み薬で治療します。
原因が全身疾患(ベーチェット病など)が疑わしければ内科へ、がんが疑わしければ、病院の口腔外科に紹介いたします。
当院では病理検査(細胞診)を行えます。


アフタ性口内炎 舌がん
③舌炎
アレルギー、自己免疫疾患、ビタミン・ミネラル(主に鉄や亜鉛)の不足、口腔乾燥などにより舌が荒れた状態です。
原因に対し、うがい薬(アズノール®)、アレルギー薬(アレグラ®)、外用のステロイド(サルコート®)、亜鉛剤(プロマック®)などを処方することがあります。

口腔乾燥による舌乳頭萎縮と舌苔
④舌痛症
これらの器質的な変化を認めなかったものを舌痛症と呼びます。
原因は心身症(うつ状態など)や末梢神経障害性疼痛(神経が過敏になってしまっているもの)などではないかと考えられています。
訴えや症状により、うがい薬(ハチアズレキシロカイン含嗽液)、漢方(柴朴湯・半夏瀉心湯・アコニン酸®など)、グリチルリチン製剤(グリチロン®)
抗不安薬(ワイパックス®・デパス®、メイラックス®)、神経痛薬(リリカ®)、リリカの補助として少量の三環型抗うつ薬(トリプタノール®)、
非麻薬性鎮痛薬(トラマール®)などを処方します。
また、うつ状態が強そうな場合、ペインクリニックや心療内科・精神科に紹介いたします。
気になることがある方はご相談ください。
