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顎骨壊死について

昨日、戸畑歯科医師会で行われた、「顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー2016」の「説明会および検討会」に行ってきました。

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「顎骨壊死」とは名前の通り、顎の骨が壊死する病気で、主に骨粗しょう症がんの骨転移に用いられるが原因で、抜歯が引き金で起こることが多いです。

そのため、以前はこの薬を3か月お休みして抜歯をすることが推奨されていましたが、今回のポジションペーパーで方針がガラッと変わりました。

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図1:歯肉から壊死した骨が露出している  図2:レントゲンで骨の溶解が確認できる

 

この顎骨壊死を起こす薬はたくさんありますが、飲み薬では「空腹のときに飲んで30分飲み食いしないでください」と指示のある薬、あと定期的に注射する薬です。

ビスホソホネート製剤やデノスマブという薬ですが、大腿骨骨折や圧迫骨折を予防する効果の高い良い薬です。

 

私は、大学病院、病院歯科でこの顎骨壊死の治療に携わってきましたが、一度発症するとなかなか治りません。

ただ、顎骨壊死は腫れや痛みによる生活の質の低下を起こしますが、命を奪うことはほとんどありません。

それに対して、「80歳以上の大腿骨骨折の患者さんは、1年後に5人に1人が亡くなっており、4人に1人が施設から自宅に帰れていない」そうで、骨折は命や生活の根本に関わる問題です。

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今回のポジションペーパーの要点は、

①医師と歯科医師で連携をとること

②抜歯などの歯科治療も基本的に薬を使用し続けてを行うこと

③顎骨壊死予防のためには定期的な歯科受診で口の中を清潔にしておくこと

です。

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骨折も顎骨壊死も予防が大切

該当する骨粗しょう症のお薬を飲んでいる方、注射している方は、この大切な薬を使い続けることにより骨折を予防し、定期的に歯科にかかってください。

 

また、骨粗しょう症の治療をされていない方も、「若い頃より身長が2cm以上低くなった方は、骨粗しょう症の可能性が高く、整形外科で検査された方が良い」とのことでした。